FXでのトルコリラとは

トルコリラとは、ヨーロッパの端に位置する中東アジアの国で、古くから交易の拠点として栄えてきたトルコ共和国の通貨を指します。

トルコ共和国は、ブラジルやロシア、インド、そして中国などを筆頭にする新興国などとおなじように、今後の経済的発展が大きく注目されている国の一つで、その通貨であるトルコリラは、この成長を得るために様々な経緯を経てきました。

まず基本的な流れとして、トルコリラが比較的新しい通貨だと知っておく必要があるでしょう。
実は現在のトルコリラは、2005年にトルコ政府の金融政策により、それ以前のトルコリラを廃止し「新トルコリラ」を発行、その後、2010年にこの新トルコリラを、あらたな「トルコリラ」として使用されるようになった通貨なのです。

以前のトルコ共和国の経済は、1990年代から起こり始めたインフレーションの波に襲われ、そのインフレ率が100%を超えるような異常事態、いわゆるハイパーインフレによって危機的な状況に陥り、2004年には2000万トルコリラ紙幣なども発行されるほどでした。

この状況から脱出すべく、トルコ政府は2005年に通貨の切り上げであるデノミを行い100万トルコリラを新1トルコリラとする金融政策を敢行、これに準ずる新通貨を発行し、その立て直しを図りました。

その後も、リーマンショックの影響なども受けながらもトルコ政府の経済政策は続けられ、インフレ率も10%以内に収まるなど、インフレの鎮静化にも効果が出始めて、2010年にはそれまでのトルコリラを完全に排し、「新トルコリラ」として扱われていたものを「トルコリラ」として改めたのです。

FXにおけるトルコリラは、高い政策金利を持っている通貨として知られています。
これは、トルコ政府当局がインフレ率を抑えるためと、経済の成長を図るために高い政策金利を設定してるからになります。

トルコ共和国自体も、若い年齢層が多い人口比率となっていて、高い労働力や今後の人口増加に期待がされる国であり、国民の約四割が農業に従事しており、衣料、繊維工業なども基幹産業とされている特徴があり、成長する国としての素地を充分に備えています。
また、自然資源についても石炭や原油、天然ガスといった燃料資源に恵まれており、こうしたことからも、トルコリラは安定性と高金利に恵まれた通貨と言えるでしょう。

トルコリラのデメリットを上げるとすれば、地政学的リスクが大きく関与する可能性がある、という面になります。
地政学的リスクとは、その地域における政治状況や軍事的、もしくは社会的な緊張の高まりによって派生する経済活動などのリスクのことを指します。

こうした不安要素がある国や地域の通貨は、テロや戦争などが発生した場合には、そのリスク回避のために売り相場になり、通貨価値が急激に降下するケースがあるのです。
トルコ共和国は、政治的不安が多い中東地域に隣接しているために、この地政学的リスクの影響を受けることがあり、これによりトルコリラの通貨価値も下がるという危険性があることは否めません。

FXでトルコリラに投資を行う場合には、その高金利を利用して、金利差である「スワップポイント」を求めていく投資取引が考えられます。特に金利の低い通貨である日本の円とであれば、大きなスワップポイントを得られるでしょう。

スワップポイントについては、それぞれの取引業者によってその設定が違うのですが、2016年6月の時点で、1万トルコリラを買って保持しておくことにより、1日ごとに約100円ほどのスワップポイントを得ることができます。
日本の円とトルコリラの為替相場は、およそ37円となっていますので、例えば約37万円をトルコリラに替えて保持しておくことで、一年で3万6千円ほどの利益が得られることになります。

このようにトルコリラを銘柄にすれば、安定したスワップポイントを得ることができますが、中東地域の動向も気になるところではありますので、為替相場の変動と共にこうした世界情勢のニュースなどにも気を配っておく必要があるかもしれません。

ハイリスク・ハイリターン

FXは株式と同じように、数ある投資商品の中ではハイリスク・ハイリターンな投資に分類されます。

 

つまり上手くゆけば短期間で大きな利益を手に入れることができますが、失敗すれば逆に大きな損失を被ってしまうということです。

 

それゆえ実際にFX投資を行う際には、いかにしてリスクを減らせるかが重要なポイントとなります。

 

そのためには初心者のうちは、低い倍率のレバレッジで取り引きをするのが基本です。

 

いきなり高倍率で取り引きを行うのは、リスクが高すぎると心得ておくべきです。